公共政策研究室

公共政策に関する記事を中心に紹介しています

横断歩道の高齢者と日本の現状

大阪市内で、半日車を運転しただけで、3件もの危険な光景を見かけた。お年寄りで歩行速度がきわめて遅い方が歩行者信号が青のうちに道路を渡りきれないのである。3件共に車が止まって渡りきるのを待っていたので事なきを得たが、いつ事故が起こってもおかし…

沖縄戦の一般県民の犠牲者数とその要因

犠牲者数 沖縄戦は、1945年4月から6月にかけて行われた沖縄本島およびその周辺地域において行われた戦闘である。 大東亜戦争の地上戦では、最大の犠牲者を出した戦闘であり、第二次世界大戦を通じた激戦の一つでもある。 犠牲者の数は、はっきりした数字がつ…

ハクソー・リッジ

戦争映画は、かなり見たが、最近見た「ハクソー・リッジ」は秀逸な映画だった。 ハクソー・リッジは、沖縄県浦添市の浦添城跡で、戦争中、日本軍からは「前田高地」と呼ばれていたが、米軍はハクソー・リッジと名付けた。 沖縄戦の激戦地の1つであり、現地…

自治基本条例と住民投票条例

自治基本条例は、2000年~2010年当たりにかけて、全国の自治体で設置が相次いだ。ちょうど、1999年に地方分権一括法が制定され、国と地方は対等な関係とされた。 現在、武蔵野市の住民投票条例を巡って混乱が発生している。住民投票条例は、自治基本条例に根…

公文書管理

森友、加計、自衛隊の日報問題など、官僚の公文書の取り扱いの恣意性は、目に余るものがある。 日本の公文書管理は、戦前、戦中の方が現在よりしっかりしていたという。戦争で負けたことが原因だろうか。もしそうであるとすると、ドイツやイタリアも公文書管…

公文書管理条例について

安倍内閣の森友、加計、PKOの日報問題以降、各自治体で、公文書管理条例を策定する動きが活発化している。 地方自治研究機構の調べによると、現在、下記の自治体で策定が行われている。全体的には、現状では、条例制定にまで至っている自治体は多いとは言え…

枝野ビジョン

『枝野ビジョン支え合う日本』 (文春新書 2021) おおよそ、穏当な見解と思います。以下、いくつか気になる点があったので記しておきます。 ・日本の1500年の歴史から説き起こすのはよいが、それが保守とどう関係あるのか。 ・支えあいなどの言葉は、現在で…