公共政策研究室

公共政策に関する記事を中心に紹介しています

映画「オッペンハイマー」を見て感じたこと

アカデミー賞で多くの部門で受賞した作品であり、唯一の被爆国である日本人の立場から必要性にかられて見た映画。 まずは、家で見るより、映画館で見た方が爆音やその振動などがすごいので良いと思った。また、多くの部分が戦後、彼がソ連のスパイの嫌疑をか…

アンゲラ=メルケルの残したもの

ドイツ連邦の首相アンゲラ=メルケルが2021年12月に退陣した。16年間という長期間、ドイツ連邦の首相を務めたことになる。彼女が退任式で選んだ3つの曲のうち1つは、パンクロックで有名なニナロックのヒット曲「カラーフィルムを忘れたのね」が人びとを驚か…

消滅可能性都市(2024年)と外国人について

民間有識者でつくる「人口戦略会議」は4月24日、全国の市区町村のうち4割超にあたる744自治体が「消滅する可能性がある」との報告書を発表した(令和6年・地方自治体「持続可能性」分析レポート―新たな地域別将来推計人口から分かる自治体の実情と課題―)。…

台湾地震2024年について

台湾地震に関していくつかの注目すべき報道がなされている。台湾では、避難所の運営が早いということ、日本のように体育館等での雑魚寝ではないと言うことだ。 https://news.yahoo.co.jp/articles/a25bbafa5de9f33847faaf69296fa4246a28f10d?page=1 その迅速…

横断歩道の高齢者と日本の現状

大阪市内で、半日車を運転しただけで、3件もの危険な光景を見かけた。お年寄りで歩行速度がきわめて遅い方が歩行者信号が青のうちに道路を渡りきれないのである。3件共に車が止まって渡りきるのを待っていたので事なきを得たが、いつ事故が起こってもおかし…

沖縄戦の一般県民の犠牲者数とその要因

犠牲者数 沖縄戦は、1945年4月から6月にかけて行われた沖縄本島およびその周辺地域において行われた戦闘である。 大東亜戦争の地上戦では、最大の犠牲者を出した戦闘であり、第二次世界大戦を通じた激戦の一つでもある。 犠牲者の数は、はっきりした数字がつ…

ハクソー・リッジ及び評価できる戦争映画

戦争映画は、かなり見たが、最近見た「ハクソー・リッジ」は秀逸な映画だった。 ハクソー・リッジは、沖縄県浦添市の浦添城跡で、戦争中、日本軍からは「前田高地」と呼ばれていたが、米軍はハクソー・リッジと名付けた。 沖縄戦の激戦地の1つであり、現地…

自治基本条例と住民投票条例

自治基本条例は、2000年~2010年当たりにかけて、全国の自治体で設置が相次いだ。ちょうど、1999年に地方分権一括法が制定され、国と地方は対等な関係とされた。 現在、武蔵野市の住民投票条例を巡って混乱が発生している。住民投票条例は、自治基本条例に根…

公文書管理

森友、加計、自衛隊の日報問題など、官僚の公文書の取り扱いの恣意性は、目に余るものがある。 日本の公文書管理は、戦前、戦中の方が現在よりしっかりしていたという。戦争で負けたことが原因だろうか。もしそうであるとすると、ドイツやイタリアも公文書管…

公文書管理条例について

安倍内閣の森友、加計、PKOの日報問題以降、各自治体で、公文書管理条例を策定する動きが活発化している。 地方自治研究機構の調べによると、現在、下記の自治体で策定が行われている。全体的には、現状では、条例制定にまで至っている自治体は多いとは言え…

枝野ビジョン

『枝野ビジョン支え合う日本』 (文春新書 2021) おおよそ、穏当な見解と思います。以下、いくつか気になる点があったので記しておきます。 ・日本の1500年の歴史から説き起こすのはよいが、それが保守とどう関係あるのか。 ・支えあいなどの言葉は、現在で…

graduation ceremony

On-campus, graduation ceremonies have been done for several days.

UK VISIT

I came to UK in Birmingham since the end of June 2018. The purpose of this time is to investigate community anchor organisations.

移住・定住の促進

移住定住に関しては、行政が施策として推進しているが、バンクへの登録が少なく、マッチングがうまくいっていない。日本のかなりの住宅が空き家になっている状況の下、いずれ、大なたが振るわれるのだろう。考えられることのいくつかは、以下の通りだろうか…

東北復興調査

今回は、南三陸と石巻再訪を行った。震災4年目に入り、仮設住宅から高台移転が始まりつつあった。また、地盤のかさ上げによって、地域の風景がかなり変わってきているのが印象的だった。外部の団体はやがては引き上げていく。地域内部の組織がどのように自立…

卒業式

この間まで寒さで震えていたのに、いつの間にか春になっていた。学部生も院生も論文作成にもがき苦しんでいたのが嘘のようである。 雪が溶け、梅が咲き、やがて巣立ちの春を迎える。そしてすぐにフレッシュな若者が入学してくる。我々教員の出来ることは、そ…

NPO学会

今年度は、関西大学で開催された。今年度の主要なテーマは、東日本大震災、寄付、公益法人制度改革、社会的インパクトなどであろうか。NPO法が出来て16年もの年月が経過する。公益法人制度改革の影響もあり、NPOという言葉の持つニュアンスが少しづつ変質し…

インドでのスマトラ沖地震による津波被害からの復興調査

2004年のスマトラ沖地震による津波被害からの復興調査を行った。 被害があったのは、インド南西部地域のタミル・ナードゥ州であり、住民の移転、産業復興等に関して調査した。 インドの行政組織は、基本的には、連邦政府、州、州の出先としての県、郡、村(…

ゼミ合宿と公共政策学会学生政策コンペ

千代田区立図書館の指定管理、そなエリア東京(防災体験学習施設)を訪問し、翌日、川越市で行われた公共政策学会の学生政策コンペに参加した。全国から20以上の大学が参加して、地域の課題解決のための政策提言をプレゼンテーションで競い合うものだ。 普…

ボールパーク跡地の再開発

兵庫県の阪急西宮北口に阪急ブレーブスのホームグラウンドがあった。今は球団もなくなっているし若者は知らない人も増えているかもしれない。 球場は取り壊され、「ガーデンズ」という巨大ショッピングセンターに生まれ変わっている。私は昔、晩年の長島がこ…

静岡地域学会

8月10日、第一回発表会が静岡市で開催された。予想を上回る参加者だった。こういった学際的な横のつながりは貴重な場である。清水港をめぐる海運(東海大学海洋学部 篠原正人教授)、歴史を活かした港町の再生(東京大学大学院工学研究科 黒瀬武史助教)に関…

東日本大震災の復興過程

昨年度に続いて南三陸町を訪問した。 現在は、志津川地区の都市計画の見直しの住民説明が行われ、町内各地で、高台移転を初めとしてまちづくりについての住民側の新しい動きが出ている。 また、地元の若手を中心にNPO法人や一般社団法人を作るような動きも見…

子どもを取り巻く環境

兵庫県にある私の実家の近くに阪急西宮北口駅がある。ここは、中学受験、高校受験の進学塾がひしめいている塾銀座と言われる。特に、阪神間では、中高一貫の私学に進学する傾向が強い。夏休みに入っているが、小学生達は塾の夏期講習に余念がない。私は、阪…