公共政策研究室

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世界遺産姫路城の二重価格について

兵庫県にある世界遺産の姫路城は世界遺産で、インバウンド客と日本人の二重価格を検討していましたが、実施を見送り、市内客と市外客の二区分にするそうです。現在、入館料は1000円ですが、7ドルで入れる世界遺産は世界に類例がないとか。これを外国人観光客には4倍の30ドル程度にするといった案を姫路市長が表明していました。オーバーツアーリズム抑止の観点から必要ですし、海外でも二重価格制はよく導入されているようです。www.yomiuri.co.jp

市外の日本人と外国人が同じ価格とは割り切れませんね。一律5000円にしておいて、マイナンバーカード、運転免許証等を提示したら、日本人割引として1000円にするなどはできないものか?今の技術なら機械で読み取るなどはできると思います。まだ先進国としてのプライドが捨てられないのか、何かあったらどう責任を取るかなどで躊躇しているのか、外国人観光客を当て込んだ観光関連業者の反対が強いからでしょうか。市内住民で姫路城に何回も行く人は限られているため、実質的に全体を値上げするといった案に近いですね。一方で日本人観光客は、物価高によって国内全体で減少傾向が見られるようです。そろそろ、国情にあった政策に踏み切るときが来ているのではないでしょうか。

news.yahoo.co.jp

 

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