兵庫県知事選挙が日曜日(7月18日)に終わり、一気に夏がやってきた感じです。
個人的には、保守と革新(リベラル)との対決を期待していましたが---。
選挙結果は、下記のとおりです。
斎藤(自民・維新推薦)(858,782)(46%)、金沢(立憲民主支援)(600,728)(32%)、金田(共産推薦)(184,811)(10%)、中川(140,575)(8%)、服部(46,019)(3%)、
投票率41.10%(前回40.86%)。
公選知事になってからの
兵庫県知事は、岸田、阪本、金井、坂井、貝原、井戸と続くわけですが、金井知事(1962-1970)以降は、
自治制度官庁→副知事→知事という流れが実に59年にもわたって続いてきたという驚くべき数値があるのですが、この流れがいったんここで断ち切られたという歴史的な意義もあると思います。
今回は、当選した斎藤氏(元
大阪府財政課長の斎藤元彦氏(43))に自民、維新が推薦、前
兵庫県副知事の金沢和夫氏(65)は、立民が支援という形で、事実上の一騎打ちとなりました。ただし、自民は県会議員が党本部の方針に従うかどうかで、分かれ、保守
分裂選挙となりました。
結果は、もっと伯仲するのかと思っていましたが、意外と差が付いたというのが印象です。
各種の
出口調査などが行われていますが、
神戸新聞で、法政大学の土山先生がコメントされているように(7月
20日付朝刊)、井戸県政の20年は長すぎたようです。また、民心はそれだけ倦んでいたということでしょうか。さらに、コロナの対応もあり、何とか流れを変えてほしいという鬱積したマグマのようなものが表出した形だと思いました。
以下は、
NHKの調査と、
神戸新聞等の
出口調査によるものですが、かなり、はっきりした結果が出ています。また、
政党支持率別の投票先のデータもありますが、多少の変動はあるものの、当選は実質2名のどちらかに限られており、投票を
死票にしたくないため、自己の支持政党から、2名どちらかに動いたものも一定数あると思われます(25万票の差が出ていますので、大勢には影響ないと思われます)。